そもそも、こうして自分がゲームを作ろうとしたきっかけというのが、まず某熱血青春ゲームからの影響を受けて、そこにギャルゲー的な要素を加えたゲイ向けのゲームを作ったら面白いのではないかという発想が生まれて、何となく設定を書き始めたところから製作が始まりました。

この時点で、主人公についてはそれぞれのキャラを引き立てる役として、マネージャーというサポートに徹する側の立場にしておくことで、より攻略キャラクターに感情移入が出来るのではないかという思いから、設定が決まりました。

最初は野球部、サッカー部、水泳部など、ごく普通の部活をメインに考えていたものの、折角なのでボディビルや総合格闘技のように、少し変わった部にする方が一味違う感じになっていいのではないかと方向性を切り替えて、現在のキャラクター達が生まれました。

体育教師の黒崎先生についても、ちょっと癖のある変わり者として、ピアスや少し髪を長くしてみたり、教師らしからぬ容姿にすることで、中々味のあるキャラクターになったのではないかと思います。

生徒の方が世話を焼く程の破天荒な性格で、割と困ったちゃんなところが魅力であり、自分自身も一番思い入れのあるキャラクターです。（この時点で弟の尚人は、まだ製作する予定もありませんでした）

それからキャラクターの関係性や個性が何となく浮かんできて、例えばゲーム開始時点で橘は田中と同じ陸上部として活動しているのですが、あることがきっかけでボディビル部に入ることになるなど、少しづつストーリーの部分が出来ていきます。

ココが自分にとって一番難しかった工程で、例えばこのゲーム自体、序盤に攻略するキャラクターを選ぶことになるのですが、田中のルートを選んだ時に、態々橘がボディビルへ転向する意味があるのかということなど、攻略するキャラクターによって同じ時系列を進んでいくうちに矛盾が生まれたり、設定そのものに無理が出てきたり、上手くまとめることにとても苦戦しました。

（ゲーム制作が長引いてしまったのも、正直この辺りが８割ほどの原因だったのではないかと思います……）

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以上のような感じで、今後も少しづつ製作の過程などをこのブログに書いていけたらなと思っています。